ばらのまち福山
まちを彩るばらの新品種国際コンテスト
Fukuyama International Townscape Rose Trials
開催趣旨
福山市では、戦後の復興と平和への願いを込めて、市民の手によりばらが植えられ、60年以上にわたり全市をあげてばらのまちづくりに取り組んできました。家庭の庭先から道沿いの小さな花壇へ、子どもから大人までばらを育て、現在では100万本のばらがまちじゅうに咲き誇っています。
この福山市で、2025年(令和7年)に「第20回世界バラ会議福山大会2025」を開催します。
福山大会では、ばらを愛情を持って育てることにより育まれた「思いやり・優しさ・助け合いの心“ローズマインド”」を平和のメッセージとして世界へ発信します。そして次世代へ継承するとともに、持続可能な社会をめざすSDGsの視点を取り入れた取組を推進しながら、新たなばらの価値の創造と、日本のプレゼンスの向上をめざします。
当コンテストでは、農薬散布を前提としない、誰にでも育てやすいばら、まちなかでの栽培に適した、まちを彩ることができるばらを募集します。福山から世界に新しいばらの世界像を発信し、まちの豊かな景観、タウンスケープを創造できる優れたばらを表彰することで、タウンスケープローズ(まちなかのばら)として広く普及を図り、SDGsに即した持続可能なばらのまちづくりを推進していくことを目的とします。
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概要
- 基本コンセプト
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次のいずれの特性も満たすもの
- 日本(福山)の気候に適し、耐病性に優れ、丈夫で、農薬散布を前提としないで育てられるばら
- まちを彩り、豊かな景観を創造するばら
- 開催場所(植栽場所)
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福山市園芸センター(福山市金江町)及び市内の街路帯などに植栽します。
- 賞
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- 優秀と認められた品種に金賞・銀賞・銅賞を授与します。
- 最も優秀と認められた品種を「第20回世界バラ会議福山大会2025記念ばら」として選出します。
- その他、特別賞を授与します。 ※ 特別賞の内容は、別途公表します。
審査項目及び配点
まちを彩り、豊かな景観を創造するばらを発掘していくため、福山市園芸センターに加えて、市内の街路帯などに植栽したものも審査対象とします。
審査項目A | 合計170点
ばらの機能に関する項目
- 病虫害耐性( 80点 )
- 病気と害虫に対する抵抗性を評価します。
- 樹勢( 15点 )
- 枝の力強さ、株全体の勢いを評価します。
- セルフクリーニング( 15点 )
- 花弁や花が自然に落下するなど、セルフクリーニング力に優れるかを評価します。
- 耐候性( 20点 )
- 福山の気候への適応力を評価します。 (募集要項6ページの降水量、湿度、気温、日照時間を参照)
- 開花連続性( 40点 )
- 連続して開花するかを評価します。
審査項目Aで、100点以下の応募苗(品種)は、金・銀・銅賞の授与の対象にはなりません。
審査項目B | 合計120点
ばらの美的・香りに関する項目
- 全体の印象( 60点 )
- 多花性で花付きがよく、樹姿が美しいなど、好印象を与えるかを総合的に評価します。
まちなかで与える印象について評価します。 - 花の美しさ( 30点 )
- 独自の花の形や色彩の美しさを評価します。
- 香り( 15点 )
- 香りの広がりや心地よさ、強さを評価します。
- 新奇性( 15点 )
- 既存の品種にない特徴を評価します。
大会参加者等による投票(10点~2点)
- 最も人気のあった品種に10点
2位(8点) 3位(6点) 4位(4点) 5位(2点) (6位以下は0点)
審査及び審査員
大会までに3回の審査員審査(2024年 5月、2024年 10月、 2025年 5月)及び 月 1回の日常審査を行います。
審査員
審査委員長 ダイアン・ヴォム・バーグ(Diane vom Berg)(世界バラ会連合会長)
※ 2024年度の審査については上田 善弘世界バラ会議推進プロジェクトマネージャーが代理審査を行います。
石井 稔(公益財団法人日本ばら会 理事)
大久保 直美(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 研究推進室長)
白砂 伸夫(神戸国際大学教授、ランドスケープアーキテクト)
平岡 誠(ローズ・ガーデン・デザイナー)
御巫 由紀(世界バラ会議福山大会実行委員会顧問、千葉県立中央博物館展示課長)
日常審査
世界バラ会議福山大会専門委員会 ばらのまちづくり部会 記念ばらチーム
上田善弘世界バラ会議推進プロジェクトマネージャー
- 主催者
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世界バラ会議福山大会実行委員会及び福山市
新品種国際コンテスト