インタビュー

世界バラ会議福山大会の開催に向けて

世界バラ会議福山大会専門委員会

幹事長 :宇田 貴美(一般社団法人福山青年会議所理事長)
副幹事長:石井 稔(福山ばら会 会長 日本ばら会 理事)

2021/11/12

みんなばらを見て、街歩きを楽しんでください!
福山市民みんなでお待ちしています!

 

2021年、秋ばらが咲き誇る福山市内で、公共空間のばらの植栽状況を調査するフィールドワークが開催されました 。そこに参加中の世界バラ会議福山大会専門委員会の宇田幹事長と石井副幹事長のお二人に、お話を伺いました。

 

 

Q. 2025年開催の世界バラ会議福山大会に向けて、お伝えしたいことをお聞かせください。

 

宇田さん

福山に来ていただいて、街歩きの魅力をお伝えしたいです。ばらだらけの街を散策しながら、咲いているばらの花からご自身が好きなばらを見つけて帰ってほしいです。
自分自身、「ばら祭」に関わるようになってから駅前のばらで四季をより感じられるようになりました。剪定された後、芽吹き、つぼみ、開花と、手入れされていく状況で折々の季節を探すようになりました。それに、ばらがきっかけで人間関係に深みが出るようになったと思います。

 

石井さん

ばらを前にしてばらのことをしゃべると、みんな優しい顔になりますね。福山に住んでいる人も、旅行で訪れる人も、ばらを見ると皆さん自然と笑顔になっていくんですね。 福山市内には400~500ものばら花壇があります。自分自身も300本ぐらいのばらを植えています。ばらは可愛がれば可愛がるほどステキな花を見せてくれるんです。

 

 

Q. ばらに出会ってから、ご自身で変わったと思うことはありますか?

 

宇田さん

先程、人間関係に深みが出るようになったと言いましたが、「ばら祭」という市民の祭りに関わると、いろんな人とのつながりができます。企業、商店…とくに商店街などをまわると「うちのばらを見て行って!」と見せてくださる。「うちの子自慢」が始まるんです。
そんな風にばらを通して、街に人の輪が自然に生まれていきました。

 

石井さん

自分自身がばらを育てるようになって、ばらへの「愛情」が生まれてきました。ばらは可愛くて仕方がないですね。今は夜中まで会社のばら花壇に潜り込んで可愛がっていますよ。 でも最初はばらを枯らしてばかりしていました。僕自身が福山青年会議所の先輩に進められて福山ばら会に入ったとき、頂いたばらを10本ぐらいは枯らしてしまいましたね。出張から帰ってくると、ばらがぐったりしているとかしょっちゅうでした。でもだんだんばらのことがわかってくると、ばらと話ができるようになってきました。ばら栽培を始めて20年以上経ってからです。

 

 

 

Q. 福山市の一番の魅力だと思うところを教えてください。

 

宇田さん

福山出身で、現在はロサンゼルスに住んでいる方から嬉しいお話を伺いました。
「新幹線を降りて、駅から出てすぐにばらの香りに包まれる。こんな素晴らしい街は世界中どこにもない!」と。福山を出て、長く外国でキャリアアップしていらした方からふるさとを大絶賛していただいてとてもうれしかったです。外から見た福山の魅力と、ばらの良さというものに気づかされた瞬間でした。
福山に住んでいると身近すぎて見えてないものも、外の人から言われて初めて色、香、五感の楽しみというものを発見できるんです。これはもっと発信しなければ、と。

 

石井さん

五感の楽しみ、そうした福山市の外に住んでいる人たちからの声をぜひ、子どもたちにも伝えたいですね。 福山のばらってすごいんどぉ~って。 ばら公園内のばら相談所「ばらハウス花園」に、神戸から宇部に向かわれている老夫婦がお訪ねになりました。国道を走っていたらあちこちにばらの花が咲いている。ナビを見たら「ばら公園」があるのを見つけてお越しになりました。「こんなに素晴らしいばらが無料で見られるなんて!」と、感激しておられましたね。

 

 

 

2025年世界バラ会議福山大会2025に訪れる方々へのメッセージをひと言

 

この大会のコンセプトは、
「みんなで創る」
「みんなで盛り上げる」
「みんなで輝く」です。
福山市民みんなでお待ちしています!
みんなばらを見て、街歩きを楽しんでください!

2021年11月取材

 

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